研究開発

作業工程という観点から考えた場合、基礎研究、応用研究によらず、大雑把に言えば「研究とは仮説の構築とその検証、再評価の延々たる繰り返し」です。「一つの研究」に着目して考えると「一つの研究」の各段階は、概ね「計画、実行、評価」の流れで見ることができ、より詳しくは以下の要素からなっていると考えることが出来ます。
  • 予備調査、予備実験、先行研究のレビュー: 「何を調べたいのか」、「何を調べるのか」、「何を調べることが出来るのか」、「何を調べればモノになるのか」「調べようとする問題に先人はどのように取り組んできたのか」、「調べようとする事柄を調べるにはどのような方法が検討しえるのか」を整理するために文献調査、討論、予備的な実験等を行います。
  • 仮説の構築: 設定した問題の「仮の答え」をいくつか考えます。ここでいうところの「仮の答え」は、「棄却すべきであるか否か」を「いくつかの実験事実等の事実」と「それからの推論」のみで決定できるものでなければならない(検証可能性)とされ、通常、定性的あるいは定量的なモデルを立てるという形をとります。
  • 研究目的の決定: これから行う一連の活動によってどのような問題を解決、解明しようとするのかを決定します。また、これから解決、解明しようとする問題にどのような切り口から光を当てるのか、どのような着眼点を持つのかをまとめます。
  • 調査方法、実験方法の立案、実験の準備: 実際に行う実験を「いつ、どこで、何を使ってどのように何を行う」といったルーチンワークレベルの作業手順におとします。必要な機材がなければ購入計画を立て、設計、あるいは自分で製作します。また、解析するための方法を検討します。解析方法、実験回数の選択などは統計学特に実験計画法に従って検討します。
  • 実験、調査(データの収集、データの解析): 立案した計画に沿って実際に実験、調査、解析などを行い、結果をグラフや図や表にまとめます。適宜統計処理を行います。実験、解析などの段階においては「偶然的な発見」が得られることがあり、また、誤謬が紛れ込む可能性も高いです。その意味でこの段階は、まさに研究におけるクリティカルフェーズです。この過程では、特に実験ノートが威力を発揮します。
  • 考察: 仮説、研究目的の妥当性の評価、得られたデータから予想あるいは主張できる内容の抽出、仮説の真偽判定及び修正、及びそれらに基づいた研究計画の修正などを行います。さらに、得られたデータや先行研究によって得られた事実をどのような文脈の中におくのかを検討します。
  • 研究成果発表の公表: 学会発表・専門誌への公刊、研究室内、学内での研究報告会、審査会等にします。ここで頂いた意見の一部は研究にフィードバックされます。

引用: ウィキペディア/研究

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